こんにちは。
毎月、ウチの母が「サンデー西京」さんに「芳子先生の、赤ちゃんがほしい人のための漢方相談」という記事を書かせていただいています。
2019年12月の記事になります。
可愛い赤ちゃんをあなたに 「子宮内膜が薄い」を乗り越えての第二子妊娠 おめでとうございます!!
生殖器の器質的な病気を除いた、卵巣機能失調による子宮内膜からの出血を機能性子宮出血といいます。生殖器の炎症・腫瘍・流産及び血液病などに起因する子宮出血を排除し、さらに各種補助検査を行ったうえで、最終的に機能性子宮出血と診断すべきですが、子宝相談に来られた方の症例の中でチョコチョコと見られる症状です。
Aさんは色白でスタイルも良く、健康体で、お仕事をしながら妊娠を希望してご相談に来られました。
妊娠力を高める、気・血を充実させる漢方薬、卵胞の質を高め、染色体異常を起こさないで発育を促す漢方薬、子宮内膜をホカホカにする漢方薬を服用して頂きました。そして妊娠、安胎にて、無事出産を終えられました。
赤ちゃんはとても元気で、すくすく成長されました。そろそろ第二子が欲しいということで病院にて、人工授精を何回も試みましたが、妊娠には至りません。
そこで子宮内膜を調べたところ、子宮内膜が薄く、とても着床できる厚さではありませんでした。相談を受けるなか、詳しく問診してみますと、元々そんなに酷くはないのですが、喘息があり、吸入しながら発作を止めていたとのことです。仕事をしながら、子育てをし、寒い季節になったことから息苦しい状態が続いているとのことでした。慢性鼻炎や、気管支喘息を患っている方は粘膜力が弱く、子宮内膜の薄さと関連している場合もあります。
気管支・肺の粘膜力を高め、子宮内膜を充実させる漢方薬、子宮内膜に十分に栄養が届く為の漢方薬を服用して頂きました。
するとどうでしょう、喘息発作が軽くなり、お薬が必要なくなりました。数ヶ月服用することで、子宮内膜も妊娠可能な厚さに回復してきました。
早く第二子が欲しいとの思いが強く、体外受精を試みましたが妊娠には至りません。数ヵ月後には、人工授精により、妊娠できたのですが、流産となってしまいました。まだまだ子宮内膜の充実が不十分だったのでしょう。
それから子宮内膜を充実させる漢方薬、卵胞の発育をより充実させる為の漢方薬を服用して、十分に準備ができた時、自然妊娠できました。十分に準備できているので、発育も良く、元気に育っているようです。
無事の出産で、元気な赤ちゃんに恵まれますよう、祈念しています。
その他の記事もありますので、コチラもご覧ください。
それ以前、「ぷらざ山口」さんで2002年1月~2013年7月までに掲載された記事はコチラ。