こんにちは。
ウチはよくご近所のビンコウさんから、野菜のいただきものをします。ビンコウさんは、離れたところに畑を借りていらっしゃいます。そこで獲れた、新鮮で無農薬の野菜を「食べきれないから…」とボクたちにお裾分けしていただくんです。
本当にありがたいことです。
ビンコウさんの作る季節の野菜は、どれも立派で、本当に野菜作りが上手なんです。
今日は、袋いっぱいのタマネギをいただきました。それも、1つが本当に大きいんです。だから、袋を持ち上げると、持ち手のところがちぎれそうです。
タマネギは、血液サラサラの食品として有名ですよね。
確かに、現代の研究で血栓溶解作用、コレステロール値の降下作用、血圧降下作用、血糖値降下作用、抗菌・殺虫作用があることが分かっています。
中医学では、「温中理気=胃腸を温め、気の巡りを改善」「消食=消化を促進する」「利水消種=利尿作用で、むくみを解消」「解毒駆虫=毒素を解消し、寄生虫を駆除」「通陽=気を巡らせ、体を温める」などの効果があります。
栄養素として、カリウム、アリシン、ケルセチンがあります。
カリウムは、利尿効果によりむくみを消す効果があります。
アリシンは、タマネギの辛み成分。胃腸の消化を助け、食欲を増進させる働きがあります。最近、アリシンは発ガン物質を肝臓で分解する酵素の働きを助ける作用もあることが分かっています。
ケルセチンは、抗酸化作用があり、血圧降下の効果もあります。特に、キツネ色の皮に多く含まれています。
タマネギを切っていると、鼻にツンときて涙が出てきますよね。それは、硫化アリルという成分で、揮発性の催涙物質なんです。でもこの硫化アリル、血液のかたまりを溶かし動脈を予防する…という効果があるんです。
そして、この硫化アリルは炒めたり煮たりすると、甘みのある成分に変化します。じっくり炒めたタマネギがほんのり甘く感じるのはこのためなんですって。
立派なタマネギ、本当にありがとうございます。