こんにちは。
山口県立美術館では4月20日~6月18日の間、「スタジオジブリ・レイアウト展」が行われています。
今回で4年目…2017年のメンバーズクラブの登録も一緒にしてきました。そして、今回の展示からすぐ使えました。今年は色が違います…。
このメンバーズクラブ…チケット売り場(左側)で簡単に申し込むことができるのですが、意外にご存知ないのか、チケットを購入される方が多いようです。聞かれないと教えてはくれませんが、注意深く見ていると、ちゃんと書いてあります。
メンバーズクラブは年会費が「一般会員:2000円」「学生会員(19歳以上の学生):1700円」「シニア会員(70歳以上):1400円」(税込)かかりますが、「山口県立美術館(山口市)」と「山口県立萩美術館・浦上記念館(萩市)」の共通で、3回まで無料になります。(4回目以降は半額)つまり、ボクの場合2000円で3回観れるます。当日券が一般1300円、学生1100円なので、遙かにお得です…。
ボクの場合、昨年度は4回行ったので、3回までは無料、4回目は半額の650円で観ました。
今回の「スタジオジブリ・レイアウト展」…開催された最初の日曜日…ということもあり、多くの人で賑わっていました。特に今回は「ジブリ」ということもあり、子どもたちの姿も目立ちました。
この「レイアウト」というのは、1枚の紙に、背景とキャラクターの位置関係、動きの指示、カメラワークの有無やそのスピード、映像処理など、映画で表現される全てが描かれた「設計図」と言えるもの。これは、分業化が進んだ現代のアニメーション制作において、作品の統一感を持たせる…という重要な役割を果たしているそうです。
この「レイアウト」を製作工程に取り入れるシステムは、1974年に「アルプスの少女ハイジ」で高畑勲監督・宮崎駿監督によって初めて本格的に導入されたと言われています。作品を週に1本…ハイペースで制作するのに「レイアウト」は無くてはならないものだった…というわけです。
今回の「スタジオジブリ・レイアウト展」では、33タイトルのアニメーションから、宮崎駿監督直筆の「レイアウト」を中心に、約1300点が紹介されています。
案の定、会場入り口で詰まっていましたので、ボクは気になる作品から観て回ることに…。行ったり戻ったり…いつもの展示に比べ、圧倒的に作品数が多いわけで、サッと流すように観ていきました。ただ、印象に残っているシーンの「レイアウト」になると食い入るように観てしまいます。
作品は映画が公開された年代順…タイトル毎にまとめて展示してありましたが、人気の映画にはやはり人も多かったです。「千と千尋の神隠し」のコーナーは部屋一面…天井まで作品が飾ってあり、圧倒されました。
嬉しかったのは、映画だけでなく「アルプスの少女ハイジ」「未来少年コナン」「赤毛のアン」…など、ボクが子どもの頃に観ていたテレビアニメの「レイアウト」も展示してあったことです。その時代のものから残っている…大変貴重なお宝です。
「レイアウト」とはいえ、細かい部分まで描き込んであり、ボクの中では「絵コンテ」のような下書きだと思っていたので、印象が変わりました。
会場は子どもたちの姿も多かったですが、映画のシーンとリンクさせながら観るものかな…とも思うので、色の付いていない鉛筆画である「レイアウト」はちょっと難しかったのかな…と思います。
作品を観終わって、もう一度ジブリ映画を観直してみようと思いました。
そしてさすがジブリ…お土産コーナーもいつもとは違う黒山の人だかり。またゆっくり観直そうと、図録を買ったのですが、買うまで30分近く並びました。今回の「スタジオジブリ・レイアウト展」は大盛況のようです。
是非、メンバーズクラブに登録されることをおススメします。