こんにちは。

この週末は西日本で大雪の予報…。

確かに朝起きると一面銀世界…。しかし、鳥取など山陰地方は記録的な大雪のようですが、ウチの辺りはお昼までには溶け、雪の影響はほぼありませんでした。

なので、雪が溶けるのを待って、周南市美術博物館で2月19日まで開催されている「生誕110年・没後20年 斎藤清の世界展」に行くことにしました。国内だけでなく世界でも愛された版画家・斎藤清の展覧会…。周南市美術博物館に行くのは岩合光昭さんの「ねこ」展以来…、周南市に行くのも久し振りです。

そういえば、周南市(しゅうなんし)が、エイプリルフールの企画「周南市は“しゅうニャン市”になります」という宣言の実現に向けて動き出したみたいです。

周南市は2016年のエイプリルフールに市長自ら「周南市はしゅうニャン市になります」と宣言、ニャンとも愛らしいネコ部長が記者会見に臨む動画を公開したようです。キャッチフレーズは「人がネコになれるまち」だそうですが、ネコと人間が住みやすい街になっていけばいいですね。過去にも岩合さんの展覧会がありましたが、それもプロジェクトのキッカケの1つかもしれません…。

斎藤清については「版画家」というだけで、何の予備知識もなくこの展覧会に行きました。ボクはいつもそうですが…。

斎藤清は福島県出身で、「会津の冬」シリーズで知られているそうなのですが、奈良や京都の寺院や仏像、ハニワといった日本の伝統美、外国の街並み、女性、花など、多彩なモチーフで、ひとつの枠にとどまらない広がりがあります。前職が看板屋だったそうで、作品にも表れています。木目を生かしていたり、オリジナリティーの高い作品を追及したんだそうです。

中にはネコをモチーフにした作品も何点かありましたが、ボクはやはり目が行ってしまいます…。斎藤清自身が「ネコ好きだったからではなく、フォルムが面白かったため」だと、学芸員さんが解説されていました。でも、ネコの作品が多いのは「しゅうニャン市」としては外せないのではないか…と密かに思っています。

斎藤清は生誕110年…没後20年なので今年が節目の年…。山口を代表する有名人で、同じく今年生誕110年という人をご存知ですか?

それは、中原中也(なかはら・ちゅうや)です。同じく節目の年なので、テレビなどでも取り上げられています。中也の場合は、没後80年…30歳という若さで亡くなったのですが、活躍の時期は短いのですが、彼の残したものは凄いんだな…と改めて思います。節目なので、今まで行ったことのない湯田の「中也記念館」に今年のうちに1回行ってみようかな…と思いました。