こんにちは。
先週から山口県立美術館で始まった「世界遺産ポンペイの壁画展」に行って来ました。日伊国交樹立150周年記念しての特別展で、森アーツギャラリー、名古屋市博物館、兵庫県立美術館と渡り、今回山口県立美術館での開催となりました。来年2018年が明治維新150周年…ということから、日伊国交樹立の方がそれよりも前なんですね。
歴史的にあまりにも有名な古代都市ポンペイ…。ヴェスヴィオ火山の噴火により忽然と消えたのは紀元79年8月24日の午後1時なんだそうです。何故、日にちと時間まで正確に分かるのか不思議です。
人類の歴史から消えたポンペイが再び注目されたのは、1748年の偶然の発見からで、「古代を封印したタイムカプセル」とも呼ばれるポンペイの発掘品の中でも、とりわけ人々を魅了したのが、美しい壁画の数々だった…ということです。
確かに、今から2000年前のものとは思えない程の色鮮やかで美意識の高い作品の数々には驚かされました。
ボクはメンバーズクラブに入っています。年会費が「一般会員:2000円」で3回まで無料なのですが、ボクは今回で4回目…。4回目以降は半額となり、1300円の半分の650円で観ることができました。
今回の「世界遺産ポンペイの壁画展」と同じ位楽しみにしていたのが、展示室Cで開催されている「没後70年 兼重暗香(かねしげ・あんこう)」展。明治から昭和前期にかけて活躍した、山口ゆかりの女性日本画家ですが、ご近所さんのお祖母さんに当たる人だそうで、最近その名前を知りました。何故か身近に感じてしまいます。
珠玉の作品12点を観ることができるのですが、「世界遺産ポンペイの壁画展」に比べ人は少なく、独り占めで観ることができました。縦2m×横1mの大作は優婉で繊細です。
作品が展示してある部屋には図録が置いてあり、欲しい人は「総合受付へ」…と書いてありました。勿論ボクは行き、無料でいただくことができました。立派な図録です…。
「世界遺産ポンペイの壁画展」は3月26日まで、そして「没後70年 兼重暗香」展は2月26日までです。