こんにちは。

梅雨入りしてから全国的に雨が続いたりで天気が不安定でしたが、この週末は晴れました。晴れると日差しが痛く感じます…。

せっかく天気、外に出ないともったいない…ということで、車で日本屈指の大鍾乳洞「秋芳洞(あきよしどう)」に行ってみることにしました。

秋吉台のカルスト台地の中を走り、秋芳洞に着きました。秋芳洞には「秋芳洞案内所(秋芳洞正面入口)」「秋吉台案内所(エレベーター入口)」「黒谷案内所(秋芳洞黒谷入口)」と入口が3ヶ所あり中でつながっていますが、やはり正面入口から入ることにしました。ボクが秋芳洞に入るのは7年ぶりです…。

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正面入口からは水が流れ出ています。連日の雨で増水しているのか、ゴーゴーと滝のような音とともに勢いよく水が流れていました。

中に入るとひんやりして、湿気を帯びていました。それもそのはず、洞内は年間通じて17℃なんだそうです。

洞内はライトアップしてありますが、薄暗い中での移動…。足元も濡れているので、足元も気を付けながら進んで行きました。

この秋芳洞は3億年…という気の遠くなるような時間をかけて今の姿になっているだとか。子どもの頃だと探検気分でワクワクしていたと思いますが、大人になって見てみるとゴツゴツした岩肌が神秘的に見えてきました。

秋芳洞の「正面入口」から「黒谷入口」までがルートなのですが、距離にして約1km…。その間に20以上のポイントがあります。そして、そのポイントはユニークな名前が付いています。

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入ってすぐの場所にある「百枚皿」。棚田のように段々となっています。

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「洞内富士」は富士山のような形から名付けられたようですが、よく見ると実際の富士山のように色が2層になっていて、確かに富士山に見えます。

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「黄金柱」はこの秋芳洞の一番の見どころのようです…。床から天井まで伸びた大きな柱は圧巻です。2㎝伸びるのに500年…だそうですが、これまでの時間の経過を考えると、ボクたちの歴史は一瞬でしかないわけで、改めてそのスケールの大きさを感じます。

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「くらげの滝のぼり」は壁一面にくらげのような模様があり、それが「我先に…」と競うように上へ上へと登っているように見えました。誰が名付けたかは知りませんが、どれもピッタリなネーミングでした。

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「岩窟王」は、ボクたちの歩く通路を塞ぐかのように立ちはだかっています。右向き、左向きのどちらでも人の横顔に見えます。

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「黒谷入口」まで来るとUターン…、来た道を戻ります。行きは緩やかな上りに対し、帰りは緩やかな下りです。帰りの方が少しラクに感じましたが、足元に注意をしながらゆっくりと戻ります。行きとはまた違う景色を楽しみながら帰りましたが、一番の景色は最後の最後、中から見る外の景色でした。入口で振り返れば見えるのでしょうが…。

秋芳洞は適度に涼しいので、涼を求めに行かれてはどうでしょうか。