こんにちは。

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今、山口県立美術館では2月21日~4月12日の間、「超絶技巧!明治工芸の粋」と題した展示が行われています。山口県立美術館の年間スケジュールをもらってから、ずっと行きたかった催しでした。

ちょうど2015年のメンバーズクラブの登録も一緒にしてきました。今回の展示からすぐ使えました。

この「超絶技巧!明治工芸の粋」は、京都・清水三年坂美術館の所蔵品の中から選りすぐりの逸品の公開で、「七宝」「金工」「刀装具」「牙彫(げしょう)」「木彫」「漆工」「印籠」「薩摩」「刺繍絵画」「自在」と多彩なジャンルにわたる約160点の展示となっています。

展示品の多くは当時輸出用として製作されていたので、海外で高い評価を得てきたけれど、日本国内ではあまり見る機会がありませんでした。マーケットの中心は海外だそうですが、館長でもあり「明治の工芸」の世界随一のコレクターでもある村田理如(まさゆき)さんがコツコツと集めて来られたお陰で、ボクたちも目にすることができるわけです。

「超絶技巧」ということで、それぞれの作家の非常に高度な技術で、ビックリします。細かすぎて肉眼では見えにような絵付けの「七宝」「漆工」「薩摩」、本物と見間違うような「牙彫」、生き物の生命を切り取ったような「金工」「自在」など、3Dのような「刺繍絵画」…など、信じられないような技術にただただ見入るばかりです。

1回失敗しただけで作品が全てダメになる…そんな緊張感も同時に伝わってきました。でも、その凄さは感動ものです…。

作品の多くはケースに入って、360度から鑑賞することができます。ゆっくり時間をかけて鑑賞しましたが、真剣に観たため疲れました。

これぞ明治のクールジャパン!改めて日本の「モノづくり」に対するレベルの高さを感じました。