基礎体温表について


基礎体温(BBT)の知識

1.朝一番で
基礎体温とは、安静時の体温のこと。 熟睡したあとの朝、測るのが原則です。 基礎体温はとてもデリケートで、先にトイレに起きたり、起きる時間が毎日違うと、数値にズレが出てしまいます。 朝目覚めてすぐ、ベットで横になったまま、体温計を舌の付け根に入れて、安静にして検温するのが正しい方法です。

2.備考欄を利用
基礎体温は、睡眠不足や前の晩の飲酒、ストレス、過労など、ちょっとした条件の変化にも微妙に影響を受けてしまいます。 そのため、何かあったら忘れずに備考欄に記入しておきましょう。 また、備考欄には、不正出血やおりものの状態、生理痛、PMS(月経前緊張症の具体的な症状はもちろん、カゼ、頭痛などの健康状態、薬の服用などを記入しておけば、健康日記としての役割を果たします。

3.測り忘れたら
計り忘れた日は、前後の日を線で結ばずにあけておきましょう。 ラインで結んでしまうと、測ったものと勘違いしてしまうことがあるからです。 なお、基礎体温は一時的に乱れる事もあるため、せめて3ヶ月は続けることが大切です。 傾向がわかったら、低温期から高温期への移行期や、問題のある時期だけ測るというのでもチェックできます。

理想的な基礎体温パターン

1.28日周期
女性の生理は個人差があるものの、28日前後の周期で循環していくのが一般的です。

2.二相性
生理周期は排卵を境に卵胞期と黄体期に分けられます。 卵胞期は卵胞ホルモンが支配し、黄体期は黄体ホルモンが主導します。 正常な場合、基礎体温表はまず低温期と高温期に0.3~0.5℃の差がある「二相性」でなければなりません。 なお、低温期から高温期へとスムーズに移行し(3日以内)、高温期が12日以上持続することが理想的です。 高温期が16日を超えた場合は妊娠の可能性があります。