ステロイド剤について
ステロイド剤は、副腎皮質という内分泌器官から分泌されるホルモンと同じ化学構造を持った化合物で、そのため「副腎皮質ホルモン」と呼ばれます。
生体内で分泌される副腎皮質ホルモンは生命の維持に必要な役割を果たしており、これに炎症反応を強力に抑制する効果が認められて以来、同じ構造を持った物質がアレルギーの治療薬として使われるようになりました。
ステロイド剤には炎症を強力に抑える働きがありますが、その一方で「長期間使用による副作用」という問題があります。
副腎皮質ホルモン剤の吸収差
前腕を 1 とした場合の部位比較
同じ強さのステロイド剤でも、体のどこに塗るかで、吸収力が違います。
- 頭 3.5倍
- あご 13.0倍
- 脇 3.6倍
- 前腕(内側)1.0倍
- 陰のう 42.0倍
- 足首 0.42倍
- 額 6.5倍
- 背中 1.7倍
- 手のひら 0.83倍
- 前腕(外側)1.1倍
- 足の裏 0.14倍
ステロイド剤の強さ(ランク)
(作用が最も強力)
プロピオン酸クロベタゾール(デルモベート)
酢酸ジフロラゾン(ジフラール、ダイアコート)
(作用がかなり強力)
吉草酸ジフルコルトロン(ネリゾナ)
アムシノニド(ビスダーム)
シフルプレドナート(マイザー)
酪酸プロピオン酸ベタメタゾン(アンテベート)
フランカルボン酸モメタゾン(フルメタ)
(作用が強力)
吉草酸ベタメタゾン(ベトネベート)
吉草酸デキサメタゾン(ボアラ)
プロピオン酸ベクロメタゾン(プロパデルム)
フルオシドノロンアセトニド(フルコート)
吉草酸酪酸プレドニゾロン(リドメックスコーワ)
プロピオン酸デプロドン(エクラー)
(作用が中程度)
酪酸クロベタゾン(キンダベート)
酪酸ヒドロコルチゾン(ロコイド)
プロピオン酸アルクロメタゾン(アルメタ)
(作用が弱い)
プレドニゾロン(プレドニゾロン)
デキサメタゾン(デキサメタゾン)