中医皮膚病とは?
中医学弁証理論を用いて皮膚症状を判断します。皮膚症状の特徴、炎症性の重症度、痒みなどから治療案を確定します。皮膚の炎症をとる、肌を修復し、バリア機能を高める、内臓機能を調節し、体質を改善します。
皮膚病における二段対処法
急性湿疹段階 - 赤い、ジュクジュク -
急性湿疹症状を抑えることを優先
―主症状―
ジュクジュク(滲出、びらん)、赤み(紅斑)
ブツブツ(丘疹・結節)、ザラザラ(サメ肌)
―病理ポイント―
- 湿熱(滲出、びらん)が多くみられます。
- 血熱(強い紅斑)を伴います。
- ストレスの関与が度々みられます。
―対処方針―
- 清熱利湿(炎症をとり、ジュクジュクをとめます)。
- 涼血薬も連携して使用します。
慢性湿疹段階 - カサカサ -
肌を潤しバリア機能を高め、内臓機能の調節など、体質改善を優先
―主症状―
ザラザラ(サメ肌)、カサカサ(落屑)、ゴワゴワ(苔癬化)
ブツブツ(丘疹・結節)、赤み(紅斑)
―病理ポイント―
- 内臓機能の低下、乱れによる影響が大きいです。
- 七情(ストレス)の変化が病程を左右します。
- 環境素因の影響は複雑で、多重に重なっていることが多いです。
- 体質の差により症状も千差万別です。
―対処方針―
- 破綻している皮膚を修復します。
- 虚弱または乱れた内臓機能を回復し、再発を防ぎます。
- 皮膚症状と全身自覚症状が重ねて見られる場合は、全身自覚症状を優先して考えます。